転職で失敗した経験から学んで転職を成功させる秘訣(2)
前職場の退職理由
前職場の退職理由は、志望動機、自己PRとならび面接で聞かれるトップ3です。
多くの人が転職理由に、人間関係や給料面を挙げています。マイナスな理由なので、答えに悩んでしまう人も少なくありません。
対処法としては、ポジティブな理由を伝えましょう。例えば「スキルアップを目指したい」とか「患者さんの心の触れ合いを大切にした看護を志したい」等自分のこれまでの経験や看護観から「こんな仕事がしたい」ということに結びつくでしょう。
その内容を志望先の病院の方針や看護観を結び付けて説明すれば、面接官の心象は高いでしょう。それから人間関係や給与の面は別の交渉時に対応すればいいでしょう。
事例研究法の課題、内容。忘れてしまった。
研究や学力発表に力を入れている病院では、今までの仕事内容や実績など聞かれる可能性が特にあります。
なかには、履歴書などの書類と一緒に研究発表のレポートを同封を求める病院もあります。
ほかにも同じ診療科目で転職希望の場合、採用側は経験者なので即戦力として一定のスキルはあると期待します。
それを確かめる手段としてこのような質問をすることがあります。
どちらにしても面接が決定した時点で過去の事例研究法を見直すことは必要です。
育児と仕事どうする?
子供ができたら仕事はどうする?という考え方を問う質問です。「子供が病気をしたらどうしますか?」という質問も考え方は同じです。理想的な答え方のポイントは「いざという時の対応はできます、職場に迷惑かけません」と伝えることです。例えば「産休、育休後は職場復帰します。育児は家族や周りに協力者がいるので仕事と育児を両立することができます」などの答え方です。
これにより、採用側は長く働いてもらえるなと安心できます。
とはいえ、育児と仕事が両立できないのに嘘をつくのは良くありません。病院にも迷惑がかかるし社会人としてもルール違反です。
正直に自分の考えを話しましょう。もちろん採用の確率は下がります。
まだ決めていなかったけれど、何となく働いてしまった
すでにまえの職場を退職して翌日から働くことが可能な場合、「明日から勤務できますか」と言われて「はい」と答えて問題ない場合です。
何より、本当にその病院が第一希望であることが一番大切です。
ほかに気になっている病院がある時や、面接を控えている病院がある場合、少し時間をもらえるか相談しましょう。
採用側は期待していますから、できるだけ早く返事をしましょう。
まだ、在職中の場合は引継ぎにかかる時間を相談しましょう。その上で、勤務開始日を病院側に伝えます。病院側に「もう少し早く働き始めてほしい」と言われるなら縁がなかったとこと思って断りましょう。
転職先を探すことも大切ですが、今まで働いてきた職場での任務を果たすこともとても大切なことです。
今後の病院経営や独立行政法人について聞かれてしまった
病院経営に関し政治、経済等社会状態に対しての関心を知るための質問です。これは専門家のような解説、回答を求めるものではありません。
社会の動向に関心があるということは患者やその家族からの要求にスムーズに対応できることを示します。
このような質問には、自分の考えを素直に答えることが良いでしょう。
急にこのような質問をされても答えられるように、日頃から新聞やニュースなどを見て関心を持ちましょう。
しかし、応募先の病院の方針と全く違う方向性の話をしてはイメージは悪くなります。
ある程度、事前に病院のホームページを見て調べる等して準備しておきましょう。また管理職クラスになると、しっかりとした知識、意見、考えを述べる必要があります。